干杯!白酒担当のdonです。
今回は、日本で飲める白酒「紅星二锅头(アールグオトウ)」を紹介いたします。
執筆者紹介 don
中華郷土料理店に10年、黄酒専門店責任者4年の経験有り。紹興酒の産地へ訪問したり中国酒関連の書籍を読み情報を収集。中国酒専門blog「八-Hachi-」やYouTube「毎天干杯!」で中国酒情報を発信している。
白酒『紅星二锅头』の詳細情報やメーカーについて紹介!

紅星二锅头の原料やアルコール度数、酒蔵の情報をまとめてみました!
概要
「北京にいったらコレでしょう!」と誰もが知る大衆白酒。日本にも広く流通していて、中華料理店行くとよくある白酒のひとつ。
清代中期、酒を蒸溜する際に使用する冷却器”锡锅”でまず1回目に蒸留したものを「酒头(酒頭)」といい、3回目に蒸留したものを「酒尾」といいました。
1回目と3回目は不純物が多く、2回目に取れる酒が最も良しとされていたため、二锅头の名の由来はそこからつけられています。
酒DATA
度数:56度
原料:水、高梁、麸曲
産地:北京
香型:清香型
酒蔵紹介 | 北京红星股份有限公司
前身の华北酒业专卖公司实验厂を経て1949年5月設立した北京紅星株式会社は、中国の由緒ある企業のひとつとして国家の無形文化遺産保護機関に認められています。
北京で最初の国営醸造所であり、二鍋頭酒の正統な継承者として19の工場によって伝統醸造技術を集結し、”第一の二锅头”という意味で紅星の名をつけて世に流通させました。
設立当初の中国の生活水準に合わせて、「高すぎてはいけない」というコンセプトも重要視され、紅星二锅头は今日に至るまで北京市民を始めとして大陸全土で愛される白酒として知られていきました。
今では日本でも多く流通する白酒として、多くの人に親しまれています。
紅星二锅头の風味やおすすめの飲み方

北京のみならず大衆白酒を代表する紅星二锅头。香りや味の感想、そしておすすめの飲み方などをまとめてみました!
香り
激しいアルコール臭、セメダイン臭がすごい。うまく言えないけど、ウリのような青草さ、それだけではなく竹を砂糖漬けにしたような香りも。(いや、したことないですけど)
味わい
じんわり甘味が広がったあとに白酒特有の土臭さが広がり、強烈な苦味、熱さが体内を突き進むほど激しくなります。後味の苦味は長く続きます。
この刺激を欲するかどうかで白酒の好みも大きく変わるのだと思います。日本人はこの点を苦手な人の方が多いなと感じます。
こんな人におすすめ!
初心者 「白酒はじめて!」 |
★☆☆☆☆ |
---|---|
中級者 「お店に行ったら飲む!」 |
★★★☆☆ |
上級者 「家でも結構飲むよ!」 |
★★★★☆ |
おすすめの飲み方
常温 | ★★☆☆☆ |
---|---|
冷酒 | ★★★☆☆ |
ロック | ★★☆☆☆ |
燗 | ★★☆☆☆ |
ソーダ割 | ★★★★★ |
紅星二锅头の購入場所
Amazonや楽天、中華食材店など幅広い場所で購入可能です。
まとめ
今回は、北京の紅星二锅头を紹介しました。
★がトレードマークの大衆白酒として日中共に認知度が高く、長く愛されてきた白酒です。
▼前回の白酒log.はこちら
